吉江歯科医院ブログ(日: 2010年2月28日

2010年2月28日 日曜日

OSI 大阪 インプラントを安全に行う麻酔・鎮静法



 2月26,27日の土日にOSI大阪の研修会に参加してきました。今回のテーマは「安全な麻酔・鎮静法」です。
いかに安全にかつ患者さんがいかに快適に手術を終えることができるようにするか。近年、治療法の発達に伴って従来の治療に加えて外科的な処置が増えている傾向があります。外科処置を行うにあたって、患者さんはやはり「痛くないか」「怖い」という不安と戦うことになります。それを解決してくれるのが麻酔であり鎮静法です。



 どの歯科医院でも注射による局所麻酔が当然中心になります。局所麻酔には浸潤麻酔とブロック麻酔の二つがありますが、この基本中の基本の二つの使い分けは患者さんの「処置中の痛みのコントロール」と「術後の痛み・不快感のコントロール」の目的で極めて重要です。なんでも注射すればいいって訳じゃないんです。どの歯にはどの麻酔、この処置にはこの方法、この薬剤。適切な判断が大切です。



 鎮静法は、主にインプラントや歯周病の手術、嘔吐反射や恐怖心が強い患者さんの治療に用いる方法です。昼寝をしているうちに治療が終わるという快適な方法ですが、薬剤に対する知識や技術、呼吸や心拍のモニタリング・管理が必要です。静脈内鎮静法と筋肉注射による方法があります。今回は、薬剤の知識・テクニックのブラッシュアップとモニタリングの肝、呼吸管理や緊急対応の確認などなど、基本的なことの再確認・新しいテクニックと充実した研修会でした。
 2日間、ちょっと疲れましたが、また新幹線でのビールbeerが明日へのエネルギーになりました。

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