吉江歯科医院ブログ

2009年5月23日 0

インプラント前歯6歯の症例

インプラント340代女性、昔から使っていた前歯のロングスパン・ブリッジの根が虫歯で崩壊してしまい、ブリッジを支えられなくなりインプラントへ移行した症例です。昨年末にインプラントを4本埋入、6か月のインテグレーション期間をおき、先日、土台となるジルコニア・アバットメントを装着。現在インプラント上に6歯の仮歯を装着中。この症例で注意したこととしては、①前歯ゆえに審美性を十分に考慮すること、唇の運動範囲(リップライン、スマイルライン)との調和。②前歯ゆえに骨の薄い部位があり、CTでシミュレーションした上で、その部位をオーギュメーターによって骨幅を十分に増してからインプラントを埋入したこと。③インプラント埋入から土台が立つまでの間に前歯がなくては生活できません。その間の仮のものとして患者様が受け入れ可能な仮歯(この症例ではノンクラスプデンチャーを用いました。)を作って差し上げること。④費用面も考慮に入れた上で、強度など無理のない設計をすること。(ただ安くという意味ではありません。)などなど。
難易度の高い症例でしたが、患者様の協力もあって順調な経過をたどっています。今頃、前歯で「ホットドックをガブリ」なんて楽しんでいただけてるのではないかと思います。あと少しでセラミックが入りますよ!がんばりましょう!

投稿者 吉江歯科医院

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