審美歯科

審美歯科とは

審美歯科と聞くと、歯を白くする事というイメージをお持ちになっている方も多いのですが、審美歯科の本当の意味は、歯の色を綺麗にするだけではありません。歯の健康な機能を回復し、同時に歯の自然な美しさを取り戻し、口元に自信を取り戻してもらうことを目的とした歯科医療でもあるのです。
形態美・色彩美・機能美の調和を作りだすために、クリーニング、ホワイトニグ、矯正、セラミッククラウン、セラミックインレー、ラミネートヴェニア等を用いて口腔内に美しさをプラスします。

前歯の虫歯と捻じれ

前歯の虫歯と捻じれ、古いプラスチックの詰め物の変色が、問題です。

虫歯のサイズが大きかったこと、捻じれの改善を矯正を用いず解決することを患者さんが望まれたことから、
正面の2本と右の側切歯1本の計3本をインセラムオールセラミッククラウンで被せて治療しました。
色調、形態、歯肉との調和、整いすぎない自然な並び、
全体の雰囲気を治療前と比べてください。

オールセラミッククラウンによるブラックマージンの改善

古いタイプの前歯の治療に、時間と共に問題が生じてきている症例です。
両側切歯に健康保険のメタルを使ったプラスチック貼り付けのクラウンが入っていました。
長い年月の間に歯肉の移動、金属のさびが生じて、歯肉付近に黒い帯ができてしまってます。
いわゆる「ブラックマージン」です。

この患者さんは、歯並びの矯正は特にご希望でなく、また、機能的にも問題が生じていないために矯正治療は行いませんでした。
ブラックマージン改善のために古いクラウンを外し、内部を整える治療をした後、
ジルコニアオールセラミッククラウンで被せなおしました。
セラミッククラウンと歯のつなぎ目は、8から12倍の顕微鏡下で形成され、スーパーフィットを実現しています。
ただ被せなおすだけでなく、形態の調和、歯肉の健康、機能の充実など、審美歯科には注意すべき点が多数あります。

ブラックマージンは改善され、スマイルはより魅力的になりました。

全顎的な審美歯科治療

両サイドの前歯にだいぶ昔の健康保険のレジン前装冠が入っています。
表面は黄色く変色し、金属がぐるっと一周見えています。
当時の治療としてはやむを得ない面もあったことと思います。
が、現代の審美修復で改善しましょう。

上顎のアーチです。
前歯にメタル。
奥歯も治療必要歯が点在しています。

下顎のアーチです。
右下の奥歯、両側の親知らず等改善必要な部位が見られます。

治療後の上顎です。
オールセラミッククラウン、オールセラミックアンレー、セラミックインレーを用い組み合わせて治療しました。
全てを被せてしまうのではなく、状況に応じてセラミックを使い分けます。
(一番奥のメタルインレーは、問題がなかったのでそのままです。)

奥の親知らずは抜歯、
問題のあったメタルクラウンなどはセラミッククラウン、セラミックインレーで修復しました。

上下とも歯列のアーチの改善もできています。

治療後の前歯です。
治療前と比べて自然な白い綺麗な口元になりました。
歯肉の状態も改善されました。

メンテナンスもきちんと通っていらっしゃっています。

前歯の改善

ここの歯にそれぞれ大きな問題を持っている症例です。
健康保険の硬質レジン歯の磨耗、形態不全、ブラックマージン、
犬歯の角度などの左右非対称、歯肉のラインの不揃い等
など。
総合的なアプローチが必要でした。

下地の治療を仮歯を使いながら行い、
最終的に装着したジルコニアセラミッククラウンです。

ジルコニアセラミッククラウンをセットしました。
治療前と比べて、様々なことが改善されているのがお分かりになることでしょう。
審美治療は、こういう事です

前歯4本 オールセラミック

レジン(プラスチック)前装冠は、数年するとこのように変色してしまいます。
前歯にこのような状態は、気持ちのいいものではありません。

オールセラミック4本でこのように改善できました。
治療前と比べてください。同一の人でも印象が全く違うでしょ。
どちらが気持ちいいですか?
(右上の糸切り歯は、健康保険で小さく詰めています。)

前歯4本 オールセラミック

患者さんの歯に対する意識は非常に高く、4本の前歯にはきちんとセラミック冠が装着されていました。
が、いかんせん時間が長く経ち、歯肉の付近の黒ずみ色調の不透明感が気になります。

古い冠を外して、オールセラミックに変えました。
不ぞろいだった先端のラインも綺麗に整えました。
歯肉付近の黒ずみも完全になくなり、また、色調の改善も上手にできています。
ナチュラルで優しい感じに仕上がりました。

前歯6本 オールセラミック

ちょっと珍しい症例です。
前歯2本は、古い冠が入っていて審美障害。
それだけでなく、犬歯から犬歯まで各々の間に歯の隙間が2mm位ずつ空いています。
前医では、隙間にプラスチックを張り付けて隙間を何となく埋めていたようです。

今回、患者さんの本当の意味で綺麗にしたいという要望で、治療をお引き受けしました

前歯6本をインセラムオールセラミックにて審美修復しました。
6本の歯のポジション、幅長さなどを計測し、最も自然で美しい比率を考え
まず仮歯を使って患者さんと相談しながら治療を進めます
最終的にセラミックが入った状態です。
仮歯で患者さんの要望などを十分に具現化してから、その情報の基にセラミックを作成しますので、お互い満足いく結果が導き出せました。

前歯6本 オールセラミッククラウン

前歯6本が、各々、それぞれの問題を抱えていますね。
色、形、古い修復物、など
問題を解決して、自然な美しさを取り戻すこととしました。

多くを書くより、写真をご覧になって頂くのが一番でしょう。
自然な、わざとらしくない、美しい口元になったでしょう。

セラミックインレー

歯と歯の間の虫歯の治療に、健康保険の治療はシルバーを用いますが、
笑った時に金属が顔をだすのは、やはりうれしくありません。
セラミックインレーで修復することで、その問題は解決します。

セラミックインレー、セット後です。
eMAXセラミックインレーは、強度も十分(無理は禁物ですが)で、審美性、適合状態も良好です。
(CAD/CAMの安くて早いをうたったものもありますが、残念ながら適合があまり良くなく、当医院のレベルの高い条件にはまだ追いついていないようです。腕の良い技工士が時間をかけて作った物の方が、現時点ではレベルが格段に高いです。)

虫歯を取り除き、型を取る前です。

eMAXセラミックインレー、セット後です。
つなぎ目がどこにあるのか分かりませんでしょう?

eMaxセラミックアンレー 小臼歯

虫歯を取り除いた後です。
大きさは、詰めると、被せるの間です。
審美性を考慮し、セラミックアンレーにします。

セラミックアンレー、セット後です。
自然な形態、色、です。
神経のある歯ですので、神経を抜かずに治療するためにも修復物のデザインは極めて重要です。
ただ詰める、ただ被せる、ではダメです。

eMaxセラミックアンレー 大臼歯

古い金属の大きな詰め物を外して、虫歯を取り除き
セラミックアンレーの準備ができた状態です。

eMaxセラミックアンレーを接着しました。
表面にセラミックと歯との継ぎ目があるのですが、分かりませんでしょう?
スーパーフィットでないと長持ちはしません。

ポーセレン ラミネート ヴェニア (PLV)

歯の形が生まれつき奇形で小さく、バランスが良くない状態は、
PLVを用いて改善できます。
全体をすっぽり被せるのではなく、表だけを一層(1mm弱)だけ削り
セラミックのコンタクトレンズのように薄いシェルを貼り付けます。
削る量がクラウンに比べて非常に少ないことが特徴です。大きな虫歯には用いれませんが、症例を選んで使う事で美しい結果を得られます。

PLV 接着後です。
調和のとれた審美性が得られています。

ポーセレン ラミネート ヴェニア (PLV)

両サイドの歯の隙間を埋めるべく、PLVによる修復を決めました。
若い女性にとってこの隙間はとっても気になるものです。

表面を一層だけ削除して、当然、神経をとることもなく、
PLVを接着しました。
これで安心してスマイルできますね。

045-591-8242

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